この世は知らないことばかり。コノシラです。
今年のシルバーウィークは長いですね。4連休から始まり、夏休みを取る方は最大9連休の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コロナ禍なので、外出を控える方も居るとは思いますが、秋へのうつろいを感じるために散歩くらい楽しみたいものです。
しかし、遠方旅行にはまだ行くのは抵抗があるなという方に、コノシラの勉強になるおすすめマンガ3選をお送りいたします。
正直不動産
【あらすじ】
嘘と口八丁で売り上げNO.1。
凄腕エース営業マン・永瀬財地が、とあるきっかけで嘘がつけなくなってしまうお話。
痛快に不動産業界の闇や嘘を、悪気なく暴露してしまう主人公が「正直」を武器に営業No.1を目指す。
営業経験者はどの業界でもめちゃめちゃ共感できると思います。
「言わなきゃいいのに。。。」
の場面が連発されます(笑)
本書の醍醐味は、「知られざる不動産業界」を知ることができます。
マンション購入、売却を検討されている40代以降は本当に必見のマンガです。
不動産会社との商談の際にはぜひ、
「いやぁ、正直不動産読んでますか?あれ面白いですよね。」
アナタを担当する営業マンは嘘がつけなくなるでしょうw
正直、誠実でないと生き残れない。令和時代のバイブル的なマンガです。
ヒストリエ
【あらすじ】
紀元前4世紀の古代ギリシア世界が舞台。
アレクサンドロス大王(アレキサンダー大王)に仕えた主人公・エウメネスの波乱の生涯を描いている。
エウメネスは実在の人物であるが、歴史の表舞台は出てこない。
しかし、歴史を動かす影の立役者としてその頭脳を余すところなく発揮する様は、ビジネスマンにも通ずる処世術の参考になる。
イメージは、西洋版のキングダム。
エウメネスの類まれなる頭脳が見どころ。IQで言ったら余裕で100は行ってるんじゃないかな。
知性に恵まれているからこそ迫害を受けてしまったり受難の連続だが、
どこか現代に通づる思考パターンで、たくさんの課題を解決し、計略をも見破ります。
現代に生きる我々に多くの生きるヒントを与えてくれるような史実をもとにした物語です。
二月の勝者
【あらすじ】
物語の舞台は東京・吉祥寺の中学受験塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」。
残念な校舎と烙印を押されてしまった「桜花吉祥寺校」に、業界トップの合格実績を誇る中学受験塾「フェニックス」から伝説の講師がやってきて、全員第一志望合格の理念を掲げ、同校舎立て直しを図る物語。
中学受験のリアルを描いた作品。中学受験を控えたママさんたちはほとんど全員読んでいるんじゃないか?と思われるほど熱狂的に読まれているマンガのようです。
新刊が出ると、たちまちランキング一位。
中学受験によって、苦悩する受験生(小学生)とそれらプレッシャーに押しつぶされそうになる親の葛藤など、さまざま複雑に絡み合った中学受験の実情が語られています。
言わずもがな、小学生を持った親御さんは必見です。
ちなみに。
中学受験を扱っていることから、「受験業界の宣伝マンガではないか?」とうがった見方をして本書を手にとったコノシラですが、それは間違いでした。前言撤回です。
本当に一つ一つの実例にフォーカスして、陰と陽(良きも悪きも)、どちらに偏るわけでなく、真摯に現実に向き合ったストーリーを展開しているなと。作者さんの熱量が伝わってきます。
日本社会の教育格差についても考える良い機会になりました。
おわりに
すこし、硬い目なテーマ(不動産、西洋史、教育)を扱っている3作品ですが、シルバーウィークのまったりした時間に読むには適した作品かと思います。
どれもまだ完結していない作品ですが、数日かけずとも追いつける分量の作品ばかりですので気軽に手にとっていただければと思います。
この世は知らないことばかり。コノシラでした。
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